7ARTSの解決策 解決策6
なぜ、作品証明書を付けるのか
7ARTSの解決策・第6回。売れた作品に、7ARTSが作品証明書を付ける理由をお話しします。一点ものの価値を、形にして残すためです。

作品を渡したあと、何も残っていませんか
作品が売れて、お客さんの手に渡った。うれしい瞬間です。けれど、その作品が本物であることを示すものは、何か残っているでしょうか。
作品の裏に、サインと題を書いただけ。いつ描いたのか、どんな素材なのかは、作家の記憶の中にしかない。そんなことが、よくあります。
何年か先、作品が次の持ち主へ渡るときや、家族が作品を受け継ぐとき。作家の名前と作品を結ぶものがなければ、作品の背景は伝わりにくくなります。
ここで、ひとつ考えてみてください。あなたの作品が本物だと、10年後の誰かに示せるでしょうか。
一点ものの作品だからこそ、その一点を確かに記録しておくことが大切です。
展示の会場で売れた作品ほど、記録が残りにくいものです。お客さんとの会話に夢中になり、題や大きさを書き留めるのを忘れてしまう。後から思い出そうとしても、細かいところは消えています。
一点ものだからこそ、
確かな記録を残す。
あなたは、売れた作品の記録を、どのように残していますか。
記録が無いままだと、どうなるか
作家が売れた作品の記録をどれくらい残しているのか。それを調べた全国の調査は、見つかりませんでした。数字が無いので、ここでは作りません。
ただ、作品を手にした人の立場で考えると、見えてくることがあります。作品は飾られ、受け継がれ、ときに次の持ち主へ渡っていくものです。
そのたびに、作品の確かさが問われます。誰が、いつ、どんな思いでつくったのか。記録が無ければ、答えられる人はいません。
初めて作品を買う人ほど、「これで大丈夫かな」と迷うものです。作家が誰か、本物かどうか。確かめる手がかりが無ければ、ためらうのは自然なことです。
記録が無いと、買う人の迷いが残ります。そして、作品が人から人へ渡っていくうちに、作家の名前まで薄れていくことがあります。
作品が次の持ち主へ渡る場面は、思っているより身近にあります。引っ越しで手放すとき、家族が受け継ぐとき。そのたびに、作品の素性を語れるものが無いと、作品はただの「絵」として扱われてしまいます。
記録が無ければ、
作品の素性は語れない。
なぜ、作品証明書を付けるのか

7ARTSは、作家の一点ものの作品の価値を、形にして残したいと考えています。
そこで、7ARTSのサイトで売れた作品に、7ARTSが作品証明書を付ける仕組みにしました。
作品証明書には、1枚ずつ番号が付きます。作品と一緒に、確かな記録がお客さんの手元に残ります。
お客さんにとっては、安心して作品を迎えるための手がかりになります。作家にとっては、自分の作品がどこにあるのかをたどる手がかりにもなります。
作家も、作品を買う人も、そしてその作品を受け継ぐ人も、みんなが安心できる形にしたい。それが、作品証明書に込めた7ARTSの考えです。
証明書があると、お客さんは家族や友人にも、作品のことを話しやすくなります。「この作家の、この一点なんだよ」と言える手がかりがある。それだけで、作品を迎えた喜びは周りにも伝わります。
作品を受け取ったお客さんが、証明書を見て作家の名前を検索する。そこから作家ページにたどり着き、ほかの作品も見てくれる。証明書は、次の出会いへの道しるべにもなります。
作品と一緒に、
安心を手渡す。
答え合わせ:数字ではなく、作品の旅で考える
「確かな記録があれば、買う人は安心して作品を迎えられる」。この考えを、確かめようとしました。
けれど、証明書があると買う人の安心がどれだけ増えるのか。それを調べた全国の調査も、見つかりませんでした。
ですから、この考えが当たりかどうかは、数字では確かめられません。ここでは、当たりとも外れとも言わずにおきます。
それでも、確かな記録は、作品が長い時間をかけて旅をするための、大切な荷物になります。10年後、20年後に作品を手にした人が、作家の名前と出会えるからです。
作品が、作家の名前と一緒に受け継がれていく。それは、作家にとっても、作品にとっても、幸せなことではないでしょうか。
記念に迎えた作品は、持ち主の大切な思い出と結びついています。結婚、新しい家、仕事の節目。その思い出と一緒に、作家の名前も残っていくのです。
作家の名前と一緒に、
作品は受け継がれる。
作品証明書で、できること

7ARTSのサイトで作品が売れると、7ARTSが作品証明書を付けます。作家が自分で書類を用意する必要はありません。
証明書は、作品がどの作家の、どの一点なのかを示す記録になります。お客さんは、作品と一緒に大切に残しておけます。
作品証明書には、販売代金は書きません。作品そのものの記録として、持ち主が安心して残しておけるものにしています。
ただ、作品そのものの記録を残すのは、作家自身の大切な仕事でもあります。いつ描いたのか、どんな素材なのか。日ごろから書き留めておくと、証明書の中身も確かになります。
作品の権利や、相続のことで迷ったときは、弁護士など専門家に相談してください。証明書は、作品の記録を残すためのものです。
記録を残すときは、作品の写真も一緒に撮っておきましょう。明るい場所で正面から撮った写真があれば、数年後に見返したとき、どの作品のことかすぐに分かります。
記録を残すことは、
作品を大切にすること。
今日、ひとつだけやってみてください

これまでに売れた作品を、思い出して書き出してみてください。題、描いた年、大きさ、素材。分かる範囲でかまいません。
次に、それぞれの作品の今の持ち主が分かるかどうか、確かめてみます。分からない作品が多いほど、記録が途切れているということです。
これからの作品は、記録を残してから送り出しましょう。1点ずつの記録が、作品の長い旅を支えます。
記録をつけ始めると、自分がどんな作品を、どれくらい描いてきたのかも見えてきます。それは、作家としての歩みそのものです。
作品と新しい人が出会う場所を、一緒につくりませんか。7ARTSに作家として登録する
記録のつけ方に決まりはありません。ノートでも、スマホのメモでもかまいません。大切なのは、作品を送り出すたびに、忘れずに書き留める習慣をつくることです。
出典
- 7ARTSの機能の説明:7ARTS「作家の方へ」(https://www.7arts.jp/for-artists)



