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7ARTSの解決策 解決策8

なぜ、ファンが紹介できるのか

7ARTSの解決策・第8回。作品を好きになった人が、自分の言葉でSNSに紹介できる仕組みをつくった理由をお話しします。

明るいカフェの壁に飾られた作品を、客が見上げている後ろ姿

作品を好きな人の声が、外に届いていますか

展示に来てくれた人が「この作品、とても好きです」と言ってくれた。うれしい言葉です。けれど、その声は、その場で終わっていないでしょうか。

作品を好きになってくれた人は、きっと誰かに話したいと思っています。友人に、家族に、SNSで。

作家が自分で「見てください」と言うより、好きな人の言葉のほうが届くことがあります。好きな人は、自分の言葉で語るからです。

ここで、ひとつ考えてみてください。あなたの作品を好きな人が、その気持ちを広める道はあるでしょうか。

ファンの「好き」は、作家にとって、何よりの宣伝になります。

作品を買ってくれた人が、家に飾った作品を友人に見せる。その友人が「誰の作品?」と聞く。そんな場面で、作家の名前や作品のページがすぐに伝われば、新しい出会いが生まれます。

ファンの「好き」が、
いちばん届く宣伝。

あなたの作品を好きな人は、その気持ちを、誰かに伝えてくれていますか。

「好き」がその場で終わると、どうなるか

人は、どれくらいの間隔で作品を見に出かけているのでしょうか。文化庁の世論調査で、文化芸術を外で見た人に、その頻度を聞いています。

いちばん多かったのは、「年に1回程度」の49.2%でした。見に出かける人でも、その半分ほどは年に1度きりなのです。

会場で作品に出会う機会は、それだけ限られています。ふだんの出会いは、知り合いの話や、手元の画面の中で生まれることが多いのです。

けれど、作品を好きな人がいても、紹介する手がかりがなければ、その声は広がりません。作品の名前も、どこで見られるのかも分からないままです。

せっかくの「好き」が、その人の胸の中だけで終わってしまう。それは、作家にとっても、作品にとっても、もったいないことです。

人は、知らない人の宣伝より、知っている人のすすめを信じます。作品を選ぶときも同じです。好きな人が選んだ作品なら見てみたい、という気持ちは自然なものです。

展示の会場で「好き」と言ってくれた人も、家に帰れば日々の忙しさに戻ります。そのとき、作品をもう一度思い出せる手がかりがあるかどうか。それが、紹介につながるかどうかの分かれ目です。

知り合いの「好き」は、
信頼できる情報になる。

なぜ、ファンが紹介できる仕組みをつくったのか

明るいカフェで、スマートフォンに作品の写真を表示して友人に見せる人の手元と、壁の作品
好きな作品を、友人に紹介する(イメージ)

7ARTSは、作家も、ファンも、作品を買う人も、みんなが喜べる形をつくりたいと考えています。

そこで、作品を好きになった人が、自分の言葉でSNSに紹介できる仕組みをつくりました。

作家がマイページで紹介を許可すると、作品を気に入った人が、SNSで自分の言葉で紹介できます。紹介から作品が売れたら、紹介してくれた人にもお礼が届きます。

ファンにとっては、好きな作家の力になれる喜びがあります。作家にとっては、自分では届かない人に、作品が届くきっかけになります。

作品を好きな人の輪が広がるほど、作家と作品を知る人も増えていく。それが、この仕組みに込めた7ARTSの考えです。

紹介する人にとっても、好きな作品を人にすすめるのは楽しいことです。自分の目で選んだ作品が、誰かの心にも届けば、選んだ自分の目が認められたようにも感じられます。

紹介する人は、作品を好きになった理由を、自分の言葉で語ります。色が好き、描かれている場所に思い出がある。その個人的な言葉こそが、読む人の心を動かします。

好きな人の輪が広がれば、
作品を知る人も増える。

数字で答え合わせ:知り合いの言葉は、届きやすい

「ファンの紹介は、作家の宣伝より届きやすい」。この考えを、数字で確かめます。

先ほどの調査で、文化芸術を外で見る人の約半分は、年に1回程度でした。会場での出会いだけを待っていては、作品を知ってもらう機会は増えません。

多くの人が、知り合いの投稿を日々目にしています。その中に、好きな作品の紹介があれば、自然と目に留まります。

この考えは、一部当たりです。会場で作品に出会う機会が限られていることは、数字で確かめられました。ただ、紹介から作品がどれだけ売れるかまでは、数字では分かりません。

それでも、作家ひとりの声より、好きな人たちの声のほうが、ずっと遠くまで届きます。紹介の道を開いておくことは、作品の出会いを増やす一歩です。

年に1度の会場より、日々の知り合いの投稿のほうが、ずっと身近です。その中に、好きな作品が並ぶ。その小さな積み重ねが、作家の名前を広げていきます。

作家ひとりの声より、
好きな人たちの声。

ファンの紹介で、できること

明るい部屋で、届いた作品を壁に飾り、スマートフォンで写真を撮る人の後ろ姿
迎えた作品を、自分の言葉で紹介する(イメージ)

作家は、マイページで紹介を許可するだけです。許可すると、作品を好きになった人が、その作品を紹介できるようになります。

ファンは、自分の言葉でSNSに作品を紹介します。紹介を見た人は、作家ページを開いて、作品を見られます。

その紹介がきっかけで作品が売れると、紹介した方にもお礼が届きます。好きな気持ちに、形で応える仕組みです。

ただ、紹介してくれる人を育てるのは、作家自身です。展示に来てくれた人に感謝を伝え、作品の話をする。その積み重ねが、ファンを生みます。

紹介を頼むときは、無理にお願いしないことも大切です。好きだから伝えたい、という気持ちが、いちばん自然で、いちばん届く紹介になります。

作品を買ってくれた人には、届いた後に一言お礼を送ってみましょう。飾った写真を送ってもらえたら、それを大切に受け取る。そうしたやり取りが、作品を好きな気持ちを深めていきます。

紹介してくれる人は、
日々の感謝から生まれる。

今日、ひとつだけやってみてください

今日、作家がやることの流れの表。作品を好きと言ってくれた人を書く、その人に感謝を伝える、紹介を許可しておく
今日、作家がやること

これまでに、作品を好きだと言ってくれた人を、3人書き出してみてください。

その人たちに、改めて感謝を伝えてみます。「あのとき、ありがとうございました」の一言で十分です。

そして、マイページで紹介を許可しておきましょう。好きな人への感謝が、次の出会いを連れてきます。

ファンは、作家にとって、作品の次に大切な財産です。1人ずつ、大切にしていきましょう。

作品と新しい人が出会う場所を、一緒につくりませんか。7ARTSに作家として登録する

感謝を伝えると、その人との関係は一歩深まります。作品を好きでいてくれる人がいることを、作家自身が忘れないことも大切です。

出典

  • 7ARTSの機能の説明:7ARTS「作家の方へ」(https://www.7arts.jp/for-artists)
  • 鑑賞の状況:文化庁「文化に関する世論調査」報告書(2024年3月・全国18歳以上24,996人)