
海外で作品を見てもらうのは、遠い夢ですか
いつか、海外で作品を見てもらいたい。そう思っていても、どこから始めればいいのか分からない。そんな作家の方は多いのではないでしょうか。
言葉の壁があります。会場を探す手間も、作品を運ぶ費用もかかります。ひとりで海外の展示を実現するのは、簡単ではありません。
そうして、海外での展示は「いつか」のまま、何年も過ぎていきます。
ここで、ひとつ考えてみてください。あなたの作品を、海外の人が見たらどう感じるでしょうか。
日本の作家の作品は、海外の人にとって新しい出会いになることがあります。その出会いの場が無いだけ、ということもあるのです。
海外の人がどんな作品を好むのかも、日本にいるだけでは分かりにくいものです。国内では目立たなかった作品が、海外の人の心をつかむこともあります。出会ってみなければ、分からないのです。
海外の出会いは、
場が無いだけかもしれない。
あなたの作品は、海外の人の目に触れる機会を持っていますか。
海外への入り口が無いと、どうなるか
日本を訪れた外国人は、旅の中で何にお金を使っているのでしょうか。観光庁の速報で、使ったお金の内訳を見てみます。

2024年の旅行中の消費は、合わせて8兆1,395億円でした。そのうち買物代が29.5%で、宿泊費の33.6%に次ぐ2番目です。
海外の人は、日本で多くの物を買って帰ります。けれど、その人たちが日本の作家の作品に出会える場所は、多くありません。
海外への入り口が無いままだと、作品を見てもらえる相手は、国内の人だけに限られます。作品を気に入ってくれるかもしれない人と、出会えないままになるのです。
旅の思い出に、その土地ならではの物を持ち帰りたい。そう考える人にとって、作家の作品は特別な一品になります。出会いの場が増えれば、作品の行き先も広がります。
海外の人は、
日本で買い物を楽しんでいる。
なぜ、世界遺産で展覧会を開くのか

7ARTSは、日本の作家の作品を、世界の人に届けたいと考えています。そのためには、作品と海外の人が出会う場が必要です。
そこで、フランスの世界遺産モン・サン=ミッシェルで、7ARTSの展覧会を開くことにしました。2026年8月に開き、現地の新聞にも紹介されました。
世界中から人が訪れる場所で展示をすれば、作品は、日本では出会えなかった人の目に触れます。
実は、7ARTSのサイトで初めて売れた作品は、海外の方からの注文でした。フランスの方が、サイトを見て注文してくださったのです。
海外の人は、日本の作家の作品に出会えば、心を動かしてくれる。そのことを、7ARTS自身が確かめました。展覧会は、これからも毎年夏に開く予定です。
フランスの方からの注文は、7ARTSにとって大きな出来事でした。言葉も距離も越えて、作品が人の心に届く。そのことを、確かに知ることができたのです。
展覧会に参加することは、作家の経歴にとっても大切な一歩です。海外の歴史ある場所で作品を見せた経験は、国内の人にとっても、作家を知る手がかりになります。
海外の人も、
日本の作品に心を動かす。
数字で答え合わせ:旅先で、人はお金を使う
「世界中から人が集まる場所で展示すれば、作品は新しい人に出会える」。この考えを、数字で確かめます。
日本を訪れた外国人1人あたりの旅行の支出は、22万7千円でした。2019年より43.3%増えています。
旅先で心を動かされたものに、お金を使う人が増えています。旅の途中で出会った作品が、その一つになることもあるはずです。
この考えは、一部当たりです。旅先で多くのお金を使う海外の人がいることは、数字で確かめられました。ただ、展覧会からどれだけ作品が売れるかまでは、数字では分かりません。
それでも、作品が世界の人の目に触れることは、作家にとって大きな一歩です。海外で作品を見てもらった経験は、作家の歩みに新しい一行を加えます。
モン・サン=ミッシェルにも、世界中から人が訪れます。歴史ある場所を見に来た人が、そこで日本の作家の作品と出会う。それは、作品にとっても、見る人にとっても、思いがけない出会いになります。
旅先の出会いが、
作品を迎えるきっかけになる。
世界遺産での展覧会で、できること

7ARTSは、モン・サン=ミッシェルでの展覧会を、毎年夏に開く予定です。7ARTSの作家の作品を、世界中から訪れる人に見てもらえます。
展覧会で作品を見た人は、7ARTSのサイトで作家ページを開けます。作家ページは外国語でも表示できるので、海外の人にも作家の思いが伝わります。
ただ、海外の人に作品を届けるには、作家自身の準備も大切です。作品の題や思いを、短い言葉で伝えられるようにしておきましょう。
海外の人は、作品の背景にある物語を知りたがります。なぜこの作品をつくったのか。その一文が、言葉の壁を越えて届くことがあります。
海外とのお金のやり取りや契約で迷ったときは、税理士や弁護士など専門家に相談してください。
作品の物語は、長い文でなくてかまいません。どこで、何を見て、何を感じてつくったのか。短く具体的な言葉ほど、海外の人にも伝わりやすいものです。
参加したときは、会場の様子を作家自身のSNSで伝えるのもよい方法です。国内のファンにも、作品が海外で見られている姿を届けられます。
作品の物語は、
言葉の壁を越えて届く。
今日、ひとつだけやってみてください

海外の人に見てもらいたい作品を、1点選んでみてください。あなたらしさがいちばん伝わる作品です。
その作品の物語を、短く書いてみます。なぜつくったのか、何を感じてほしいのか。一文でかまいません。
そして、作家ページを外国語の表示で見てみましょう。1点の作品と一文の物語が、海外への入り口になります。
海外での展示は、遠い夢ではありません。今日の準備が、その一歩になります。
作品と新しい人が出会う場所を、一緒につくりませんか。7ARTSに作家として登録する
海外の人に作品を見てもらう準備は、国内の人に伝える力も育てます。短い言葉で作品を語る練習は、どんな場面でも役に立ちます。
出典
- 7ARTSの機能の説明:7ARTS「作家の方へ」(https://www.7arts.jp/for-artists)
- 訪日外国人:日本政府観光局・観光庁「観光庁長官定例会見配付資料」(2025年1月15日)



