7ARTSの解決策 解決策1
なぜ「飾ってみて」をつくったのか
7ARTSの解決策1。洋服がモデルの着た姿で売られるように、作品も飾った姿で見せる。7ARTSが「飾ってみて」をつくった理由をお話しします。

作品の写真、作品だけを写していませんか
作品ができあがったら、白い壁の前に立てかけて、まっすぐ正面から撮る。
多くの作家の方が、そうやって作品の写真を撮り、サイトやSNSに載せてきたと思います。作品の色や形を、正しく伝えるための大切な写真です。
けれど、その写真を見た人は、作品を買いたいと思ったでしょうか。
「素敵な絵ですね」と言ってもらえても、そこから先に進まない。そんな経験はありませんか。
作品の力が足りないのではありません。見る人が、その作品と自分の暮らしを結びつけられていないだけなのです。
あなたの作品の写真は、作品だけを写していませんか。
作品だけの写真には、
暮らしが写っていない。
買う人がいちばん知りたいのは、飾った姿
アート業界は長いあいだ、作品だけを見せて売ってきました。画廊の白い壁に、作品を並べる。サイトにも、作品だけの写真を載せる。
では、作品を買う人は、何を考えて買っているのでしょうか。アートを買った人に、買った理由を聞いた調査があります。

いちばん多かった理由は「部屋に飾る」で、32%でした。作品を買う人の多くは、自分の暮らしの中に作品を置く姿を思い描いています。
ところが、作品だけの写真では、その姿が見えません。うちの玄関に合うだろうか。リビングには大きすぎないだろうか。見る人は、答えが分からないまま、買うのをためらってしまいます。
作品は素晴らしいのに、見せ方が、買う人の知りたいことに答えていない。ここに、作品が届かない理由の1つがあります。
画廊で実物の前に立てば、壁にかかった姿を見ることができます。けれど、サイトやSNSで作品に出会う人には、その機会がありません。画面の中の作品は、どこにも飾られていない「宙に浮いた絵」のまま、見る人の前を通り過ぎていきます。
洋服は、モデルが着た姿で売っている
アパレルの世界を思い浮かべてみてください。洋服は、洋服だけを撮った写真で売られているでしょうか。
違いますよね。モデルの方がその服を着て、かっこよく歩いている姿を撮っています。見る人はその姿に憧れて、「この服が欲しい」と思うのです。

ところが、アート業界は違いました。作品だけを展示して、作品だけの写真で売ってきたのです。それでは、作品の本当の魅力は伝わりません。
玄関に飾った姿。カフェの壁に飾った姿。ホテルのロビーに飾った姿。その姿を見るからこそ、「この絵を飾りたい」と思うのではないでしょうか。
見せ方を工夫し、心を込めて、買う方のことを考えて表現しているか。わたしは、作家のみなさんに、そのことに気づいてほしいと思っています。
洋服は「着た姿」で、
作品は「飾った姿」で選ばれる。
アート業界が長く見落としてきたのは、この当たり前のことだったのかもしれません。
「飾ってみて」で、作品が暮らしの中に入る
この考えから生まれたのが、7ARTSの「飾ってみて」です。作品の写真から、作品をさまざまな場所に飾ったイメージ画像を作れます。

使い方は、2つを選ぶだけです。1つ目は、作りたい画像の形。縦長・横長・正方形から選べるので、作品ページにもSNSにも合わせられます。
2つ目は、飾る場所。カフェ、美容室、ネイルサロン、ホテルのロビー、バー、オフィス、クリニックの待合、レストラン、玄関、リビング、寝室、和室などから選べます。
同じ1枚の作品でも、カフェに飾れば温かく、ホテルのロビーに飾れば格調高く見えます。どの場所で、どんな表情を見せるのか。それを、買う人に見せられるのです。
同じ1枚が、
飾る場所で表情を変える。
「部屋に飾りたい」と思っている人に、飾った姿を見せる。買う人の知りたいことに、まっすぐ答える見せ方です。
作った画像は、いろいろな場面で使えます。作品ページに並べれば、作品を見に来た人が、自分の暮らしに置いた姿を思い描けます。
SNSに載せれば、作品だけの写真よりも、目に留まりやすくなります。お店や会社に作品を紹介するときにも、「こんなふうに飾れます」と、ひと目で伝えられます。
これまでなら、作品を実際にお店へ運び、飾って、写真を撮る必要がありました。「飾ってみて」があれば、その手前の「飾った姿を見せる」ところまで、アトリエにいながら進められます。
見せ方にこだわることは、作品への敬意

7ARTSは、作家を最も美しい形でお披露目できる場所でありたいと考えています。そのために、作品の見せ方には、とことんこだわってきました。
「飾ってみて」は、作品を飾った姿を見せるための道具です。そして、作品をどう見せれば人の心が動くのかを、作家と一緒に考えるための道具でもあります。
作品を描くことに心を込めるように、見せ方にも心を込める。それは、作品への敬意であり、作品を迎えてくれる人への思いやりです。
描くことに込めた心を、
見せ方にも。
作品だけを並べる売り方を続けるのか。飾った姿で、見る人の心を動かすのか。選ぶのは、あなたです。
今日、似合う場所を3つ考える

まずは、いちばん見てほしい作品を1枚選んでください。
次に、その作品が似合う場所を3つ考えてみてください。玄関でしょうか。カフェでしょうか。ホテルのロビーでしょうか。その作品を飾りたいと思う人の顔が、浮かんでくるはずです。
場所が決まったら、「飾ってみて」で飾った姿の画像を作り、作品ページやSNSに載せてみてください。作品だけの写真とは、見る人の反応が変わるはずです。
次回の解決策2では、作品のページを5か国語で見せる「外国語表示」をご紹介します。
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出典
- 買った理由:「日本のアート産業に関する市場調査2021」一般社団法人アート東京・一般社団法人芸術と創造(文化庁委託事業)「美術品購入の目的(全購入者・いくつでも回答)」
- 「飾ってみて」の画面と機能:7arts.jp「作家の方へ」(2026年10月22日時点)



