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作家の悩み百選 No.031

ホームページがなくても、作品は出せる

「ポートフォリオやホームページを作る時間も技術もない」。自分の売り場を持つ意味を、数字と7ARTSで起きたことで確かめます。

明るい木の机にスマホが置かれ、白い壁には描き上げた色あざやかな作品が立てかけてある

こんな悩みはありませんか

「ポートフォリオやホームページを作る時間も技術もない」

作品の写真は、スマホの中にたまっていく。いつか整理して、きちんとしたページを作ろうと思いながら、何年も過ぎている。

調べてみると、ページを作る方法は山ほどある。けれど、どれを選べばいいのか分からず、画面を閉じてしまう。

ちゃんとしたページができるまでは、人に見せられない。そう思っているうちに、作品を見せる機会そのものを逃していないでしょうか。

作家の方からも、この悩みは本当によく聞きます。描く時間を削ってまで、ページづくりを覚えるのは大変だからです。

作品を見せたいと思う気持ちはあるのに、入口の手前で足が止まる。ページづくりは、作家にとって思った以上に高い壁です。

ここで、ひとつ考えてみてください。あなたの作品を見たいと思った人は、今、どこで作品を見られるでしょうか。

見たいと思った人に、
見せる場所はあるか。

あなたの作品は、スマホの中で眠っていませんか。

見せる場所がないと、どうなるか

ふだんの買い物が、どこで行われているかを見てみます。

経済産業省の調査で、2024年に消費者がネットで買った金額は26.1兆円でした。物の売り買い全体のうち、ネットの割合は9.8%です。前の年より0.4ポイント増えています。

一方で、展示の機会は、場所にも時期にも限りがあります。

展示が終われば、作品はまた手元に戻ります。次の展示まで、作品を見たいと思った人には、見る手段がありません。

名刺を渡しても、投稿を見てもらっても、作品をまとめて見られる場所が要ります。それがなければ、興味はそこで止まってしまいます。

作家が自分のページを持っている割合は、何%なのか。調べましたが、全国の調査は見つかりませんでした。数字が無いので、ここでは作りません。

それでも、展示の場だけに頼れば、見てもらえる日は1年のうちのわずかな日数になります。残りの日、作品は誰の目にも触れないままです。

展示のない日も、
作品は見られたがっている。

外から見てきた、わたしの感覚

明るい展示会場で、白い壁に並ぶ色あざやかな作品を眺める人の後ろ姿
展覧会のあと、作品はサイトで見られ続けた(イメージ)

わたしはアート業界の外から来た人間です。外から見ていて、ずっと気になっていたことがあります。

作家の多くは、自分のお客さんを持っていません。ギャラリーで買った人は、ギャラリーのお客さんになります。取り扱いが終わると、作家とお客さんのつながりも途切れてしまうのです。

だから、作家が自分で直接届けられる場所を持つことが、これからは欠かせないと考えてきました。

ページが1つあれば、会場に来られない人にも、作品を見てもらえます。夜中でも、遠くの町からでも、作品は誰かの目に触れます。

ページは、作家が眠っている間も、遠くの人に作品を見せ続けます。その力を、この1件で知りました。

展覧会が開かれていた期間は、限られていました。それでも、展示が終わったあとも、サイトの中では作品が見られ続けていたのです。

載っていたから、
海の向こうで選ばれた。

数字で答え合わせ:個人から買う人は、大勢いる

では、個人から直接買う人は、どれくらいいるのでしょうか。同じ調査で確かめます。

フリマのような個人どうしのネットの売り買いは、2024年に2兆5,269億円でした。お店を通さず、作り手や持ち主から直接買う人は、もう珍しくありません。

「作家が自分で届けられる場所を持つべき」という感覚は、一部当たりです。ネットで、個人から直接買う人が大勢いることは確かめられました。ただ、その中で作品がどれだけ買われているかは分かりません。気に入った瞬間に買える場所がなければ、その気持ちは行き場を失います。

ページを持てば、見たいと思った人に、いつでも作品を見せられます。展示のない日も、夜中も、海外からでも。

しかも、凝ったデザインは要りません。作品の写真と、短い説明と、作家の思い。それだけで、作品を選ぶ人の手がかりになります。

買う人にとっても、作品がまとまって見られるページは安心です。どんな作家が、どんな作品を作ってきたのか。それが分かると、選ぶ気持ちが固まります。

時間も技術もないなら、作る手間の少ない場所を選べばいい。ページづくりに追われていた時間を、制作の時間に戻せます。

凝ったページより、
見たい時に見られる場所。

7ARTSで、一緒にできること

明るい木の机の上で、ノートパソコンに色あざやかな作品の一覧が映り、後ろの白い壁にも作品が飾られている
作品を載せるページを、1つ持つ(イメージ)

7ARTSは、作家が自分のページを持てる場所を、作家のみなさんと一緒につくっています。

7arts.jpには、作家ごとのページがあります。ホームページを一から作らなくても、作品を載せておけば、サイトから購入やオファーが届きます。

オファーは9種類あり、作家が「受けられる」と選んだものだけが届きます。望まない依頼に、時間を取られることはありません。

作家は、ページの作り方を覚えることより、何を見せるかを考えることに力を注いでください。見せ方を考えるときは、下の仕組みも使えます。

サイトは5か国語で表示できます。ページを1つ持てば、海外の人にも作品を見てもらえます(解決策2 外国語表示)。

作品を部屋やお店に飾った姿を見せる「飾ってみて」もあります(解決策1 飾ってみて)。

ただ、ページがあっても、作品を選んで載せるのは作家自身です。どの作品を、どんな言葉と一緒に見せるか。そこにこそ、時間を使ってください。

ページを作る時間を、
作品を選ぶ時間に。

今日、ひとつだけやってみてください

今日、作家がやることの流れの表。見てほしい作品を5点選ぶ、作品ごとに一言の説明を書く、自分のページに載せる
今日、作家がやること

スマホの中の写真から、見てほしい作品を5点だけ選んでみてください。全部を載せようとしなくてかまいません。

次に、5点それぞれに、一言の説明を書いてください。描いた場所、込めた思い、飾ってほしい場所。一言で十分です。

最後に、その5点を自分のページに載せてください。5点が並んだ日から、あなたのポートフォリオは動き出します。

ページが立派かどうかより、見たい人が見られるかどうか。その一歩を、今日のうちに踏み出してください。

5点がそろったら、名刺やSNSのプロフィールに、そのページの行き先を書いておきましょう。作品を見たい人が、迷わずたどり着けます。

作品と新しい人が出会う場所を、一緒につくりませんか。7ARTSに作家として登録する

出典

  • ネット販売:経済産業省「令和6年度電子商取引に関する市場調査」(2025年8月)